9.夢をなくした君へ

作詞・作曲:その辺の人

 

歌:MEIKO


歌詞

 

君は冷蔵庫に何も入ってないのに

何かを作ろうと必死になっている

そんな状態さ

 

君は焦ってばかりで他人と比べてばかりで

遠くて届かない誰かの写真を

眺めてばかりさ

 

途切れ途切れの道しるべ

どれが僕の可能性

こんな自分でいたくない

扉開けて風が吹くほうへ

 

嗚呼

 

君は冷蔵庫に集めた食材で

誰かのレシピから真似してみるけれど

うまくいかない

 

消えてしまった道しるべ

これが僕の期待性

どんな自分になれるかな

冷たい風が吹いてくるほうへ

 

嗚呼

 

左回りに進んだって

どうやら何を作るとしたって

君だけのもの

 

自分でしかできないような

遠回りして見つけたのなら

君だけのもの

 

さあ、作ろう


セルフライナーノーツ

その辺の人
その辺の人

小学六年生の時

「将来の夢はお笑い芸人になることです。」

文集にも書いたし、卒業式でも言った。

でも中学3年の時捨てた。

別に努力をしたわけでもないし、なんとなく芸人というのはニヤニヤして楽しそうで理由はそんなもんだった。

だけど夢がないと急に不安になった。

 

どうして生きているんでしょうか?

夢がないとダメなんでしょうか?

やりたいことってありますか?

死んだら結局何も残らないんじゃないんですか?

 

いままで夢ってものがあったから生きていたみたい。そんな気がした。

 

なんとなくインターネットで『夢がない』と検索してみた。

 

君は冷蔵庫に何も入っていないのに何かを作ろうとしているんだ。

冷蔵庫に牛乳しか入っていないのに何かをつくれるかい?

夢なんてなくていい。いまはたくさんのものや、いろんな人と出会って食材をあつめてから、何を作るか考えてごらん。

 

そんな文章に救われてしまった。

 

高校受験が終わると学校から帰って、おじゃる丸、スーパーニュースをみて飯を食う。ぐうたらな生活が続いた。でもラジオが好きで、ロックバンドが好きだった。

じゃあギターでもやってみますか...

 

父親の実家からクラシックギターを持ってきて、ギターの雑誌を中古で買い、スピッツのチェリーを練習したが全く弾けなかった。

でも、AmとEmなら弾くことができてその繰り返しばかり弾いていた。

 

ぼくはネクラな男になるともうその時点で決まっていたようでありましたとさw

めでたしめでたし。

 

はぁ~おなかすきましたねー!!

山田君!

スイスロールと牛乳持ってきて!                かしこまりました!